中日中田翔内野手(34)が恩師の激励に発奮した。日本ハム栗山英樹CBO(61)が15日、中日北谷キャンプを訪問。日本ハム時代の監督である恩師の激励を受け、「もうひと花もふた花も咲かさないとアカンと思います」と新天地での活躍を改めて誓った。

三塁側ベンチ裏で「元気?」と声をかけられ、ガッチリ握手を交わした。「栗山さんは僕だけじゃなく、選手と対等になって物事を考えてくれる方。恩師と言うか、本当に信頼している方なので」という恩人の突然の激励訪問。「(日本ハム時代に)翔のことは信じてる、と何度も言っていただいた。その言葉は忘れることはない。今日も会ってそういう言葉をかけてもらったんでね。期待にこたえられるような活躍ができればいいと思います」。キャンプ後半スタート日にこれ以上ない刺激をもらった。

栗山氏は「個人的にはいまだに中田翔が一番気になってるので来ちゃいました。彼の持ってるものを出し切れなかったという悔いもずっと持ってるんで」と来訪の意図を説明。「(中日に)愛情を持って呼んでもらったということはアイツ、わかってると思うんだよね。本当にチームのためにというのは絶対あるはず。そういう時の中田翔が中田翔らしくなるはず。ケガなく全力を出し切れれば必ず結果はついてくる。どこかで1回、中田の持つ(超越した)数字を見てみたい」と真の開花を期待していた。

【関連記事】中日ニュース一覧