ヤクルト村上宗隆内野手が、実戦形式のライブBPで打席に立ち、エース小川から本塁打を放った。見逃せばボールだった外角の速球を逆方向の左翼席へ放り込む技ありの1発。「たまたまです」と繰り返したが、小川からは「やっぱり力がすごいなと。さすがに入るとは思わなかった。対戦したら怖いなっていう感じを受けた」と称賛された。

首脳陣に志願し、ロドリゲス、小川との“対戦”に臨んだ。一時は左臀部(でんぶ)の張りで別メニュー調整だったが、16日に屋外でのフリー打撃を再開。3月6、7日に行われる侍ジャパンの欧州代表戦に選出された中、「ピッチャーの球を見たいなと思って」と実戦感覚を養う目的で7打席立ち、1発を含む3安打をマークした。

状態が日に日に上向くことを放物線で証明した。フリー打撃では48スイングで14本の柵越え。2本は右翼席後方の防球ネットを越える場外弾だった。「昨日よりはいいのかなっていうぐらいです」と淡々と振り返ったが、高津監督は「スイングも力強かったですし、打つ方に関しては特に心配してないです」とコメント。実戦に向け、着実にペースを上げる。【久保賢吾】

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