オリックスT-岡田外野手(36)が、今季実戦1打席目で開幕1軍を猛アピールだ。

宮崎キャンプの25日、台湾・楽天モンキーズとの練習試合に5番指名打者で出場。2回無死から右翼席へ同点ソロを放った。カウント2-2から、右下手の黄子鵬の高めスライダーを振り抜いた。「左打者なんでああいう投手を打っていかないと試合に出るチャンスが少なくなる。初めての実戦で結果が出て少しホッとした」。

昨季は14シーズン連続本塁打が途切れ、20試合出場にとどまった。迎えた19年目は背水の陣。外野か一塁をうかがうが、現実的にはまずは代打でも1軍に潜り込みたいところだ。

中嶋監督も「感じ良く実戦にスッと入れた。調子良かったですからね。元気にやっている方だと思います」と、故障なくやっている姿を含めて評価した。1年前は自主トレ中に背中を痛め、キャンプは別メニュー調整。3月末に初実戦を迎えるなど出遅れていた。

確実性を上げたい考えからフォーム改造した。「シンプルに。去年よりいい打球が練習でも増えてる」。詳細は伏せたが手応えは十分。宿舎にコーヒーセットを持ち込み、疲れた体を癒やしている。「ライバルも多いし、アピールしないといけない立場なので」。危機感たっぷりに、復活の扉を開いた。【大池和幸】

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