日本ハム杉浦稔大投手(32)が、“幻の”自己最速に並ぶ159キロをマークした。1点リードの9回にマウンドに上がり、2人目の阪神木浪聖也内野手(29)への8球目に、スコアボードが159キロを表示した。

3者凡退に抑えた試合後、報道陣に囲まれると「(159キロは自身の球速の)マックスですね。抑えをやってたときに1回出たことあるんですけど…」と記憶をたどりつつ、「幻かもしれないです。京セラかな…札幌ドームか忘れましたけど。京セラかな…」と自信がなさそう。最後は「今日(の表示も)もまだ信じてないです」と不安げに振り返った。

とはいえ、この日投じたストレートはすべて155キロ超と、調整は順調な様子。「勝ちパターンで計算してもらえるように。そこはブルペンで投げるからにはつかみにいかなきゃいけないところかなとは思っています」と、記憶の曖昧さとは対照的に、パフォーマンスに関しては自信をみなぎらせた。

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