「連覇」誓って「連覇」は封印! 阪神岡田彰布監督(66)が毎年恒例の兵庫・西宮神社での必勝祈願で、球団初の連覇を力強く誓った。絵馬に力強く「連覇」と記し「連覇、だけ言いましたね。玉串(をささげる)の時は」としっかり言葉にした。

昨年は優勝を「アレ」と表現してきたが、今年ははっきり連覇と言い続けてきた。開幕まであと約3週間。「いやもう、あんまり使わへん、使わへん。そんなシーズン入ったら。みんなの合言葉じゃないけど、みんなで目指すことやからな」。最後の連覇宣言から、いよいよ本番モードに入る。

ここまでオープン戦6戦6敗も、まだ選手1人1人の裁量に任せている時期。どっしり構え、結果も気にする必要がない。「まだサイン決めてないんよ。ミーティングも何もしてない。シーズンのサインも何も考えてないよ」。チームとして戦うのは、開幕2週間前になる来週末の中日3連戦(バンテリンドーム)からだ。

それも昨季日本一に輝いたそれぞれの力量を知り、信頼しているからこそ。ともに西宮神社で必勝を誓った選手たちは頼もしく、大きく見えた。「大人になったいうのはおかしいかも分からんけど、ちょっとなあ、ひと回りみんな大きくなってるなという感覚はあるよな。見ててな」。もう言葉にせずとも、目標への思いは1つ。日本一の自信をつけたチームで、堂々と連覇へ挑む。【磯綾乃】

【関連記事】阪神ニュース一覧はこちら―>