阪神青柳晃洋投手(30)が、2年連続の開幕投手へ順調な仕上がりを証明した。

4回56球を投じて1安打無失点、3奪三振。初回に四球と4番サンタナの中前打で2死一、二塁のピンチを招いたが、5番長岡をツーシームで二ゴロに打ち取った。2回以降は走者を出さない、文句のつけようがない投球。それでも「内容は特に気にしてなかった。どちらかというと、1アウトからフォアボールを簡単に出してしまったりとか、サンタナ選手に打たれたのも抜けたボール。そういう部分での反省点の方が大きかった」と納得はしなかった。

右臀部(でんぶ)の張りで別メニュー調整を続け、2月17日の楽天戦以来20日ぶりにして、今春2度目の実戦マウンドだった。「球種もそうですけど、自分のフォーム、タイミングで試すことが多かったかなと思います。(張りは)問題なくしっかり投げられたので、次回もっと長いイニング投げられるようにしっかり調整していきたい」。

前日7日、大阪市内で行われた球団の激励会で、壇上の岡田監督から開幕投手に指名された。今季初の甲子園で復帰登板をきっちり投げ抜いた。開幕へ「まだ3週間あるので、特に意識せず、どんどん上げていければ」と調整を進める。

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