開幕投手に内定している阪神青柳晃洋投手(30)が、本番前最後の実戦で準備を完了させた。

オリックス打線を相手に4回2失点。「立ち上がり、少しバタバタとしてしまいましたが、(坂本)誠志郎とも話をしながら、2回以降はゾーンの中で勝負できたかなと思います。試したいことも試しながら投げることができましたし、来週に向けて細かいところをもう少しつめていければと思います」と振り返った。

「疲労が残らないように短いイニングで」と話していたように、77球で降板した。初回に自らの押し出し四球で先制点を献上。3回には西川にソロ本塁打を浴びたが、崩れることはなかった。

4回には、先頭紅林に2球目を投げ込んだ際、右手を三塁側ベンチに向かって上げてアピール。安藤投手コーチがマウンドにすぐさま駆け寄ると、そのままベンチへ。場内では「治療のため…」とアナウンスされた。

その後、走ってマウンドに戻ると、投球練習を再開。安藤投手コーチとトレーナーが見守る中、ピッチングを済ませ、試合が再開した。治療箇所は不明。開幕戦が迫っておりヒヤリとするシーンではあったが、問題なく紅林を空振り三振に仕留めた。

【関連記事】阪神ニュース一覧