巨人新外国人のルーグネッド・オドーア外野手(30=パドレス)の退団が26日、決まった。この日の東京ドームでの全体練習でも姿はなかった。球団が「開幕戦のメンバーからは外れるためファームで調整するよう提案したところ、本人から米国に戻りたいと退団の申し出があったため、本日、球団としても本人の意向を尊重して受け入れました」と、開幕3日前に電撃発表した。正式な退団の手続きは後日、行うとした。

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◆巨人大物の退団 オドーアは大リーグ通算178本塁打。巨人入団の外国人では83年スミス(314本)、93年バーフィールド(241本)、21年スモーク(196本)に次ぎ4番目に多い本数だった。スモークは34試合で7本塁打に終わり、1年で退団。

◆開幕前の主な退団 元横浜のロバート・ローズ内野手が02年オフ、ロッテと契約したが、03年2月のキャンプ中に「野球への情熱がなくなった」として退団。11年には巨人の先発陣として来日したブライアン・バニスター投手が東日本大震災直後、原発事故への不安を理由に無断で帰国。4月2日に制限選手となり、そのまま現役引退した。

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