西武古賀悠斗捕手(24)が、今季チーム第1号となる本塁打を含むプロ初の3安打固め打ちをみせ勝利に貢献した。ヒーローインタビューでは「よく打ったなと。自分を褒めたいと思います」とほおをゆるめた。

まずは2点リードの4回1死の第2打席。相手右腕荘司の146キロ直球を振り抜き、ライナー性の低い打球で左翼スタンドに突き刺す1発。「もう、思い切りピッチャーに向かっていって、来た球を打ったという感じですね」。6回先頭の打席で左前打、7回2死一塁の場面では右前打と、存在感を示した。

2月、宮崎・南郷での春季キャンプでは連日居残りして夕方までバットを振り込んだ。靴擦れで右足小指部分が化膿(かのう)するアクシデントもあり、練習を離れたこともあったが、29日の開幕戦で今季初安打を放つなど振り込んできた成果は出ている。

松井稼頭央監督(48)は「それはもう本人の努力。ナイスバッティングやね。それ以上、それ以外ないでしょう」と評した。

チームは開幕戦に続く勝利で18年以来6年ぶりの開幕2連勝とした。スタンドのファンへ向け古賀は「多くのファンの方が仙台まで駆けつけてくれたのでこの2勝があると思います。これからも自分たちは、精いっぱい1個1個頑張っていくので、ぜひ球場に足を運んでいただいて一緒に戦いましょう」と声を張った。【山崎純一】

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