今季初の延長戦を制した。

2-2で迎えた延長12回、2死一、二塁で9回途中の守備から出場していた荻野貴司外野手(38)が、ソフトバンク又吉の初球、カットボールを左中間への2点適時二塁打にし、勝ち越した。荻野は「あんまりなにも考えず、甘い球きたら全部振ろうと思ってました。もしかしたらみんなの気持ちが乗ったかもしれない」と振り返った。

吉井理人監督(58)は「ベテランらしく集中力高めて、1番いいところで打ってくれた」とたたえ「途中から試合出てもしっかりゲーム入ってくれる。守りから打席とか、代打で出てそのまま守ってもう1打席とか、そういう場面もたくさん出てくると思う。もちろんスタメンも考えてます」と今後の起用方法を明かした。

投手陣は10回以降無失点に抑え粘投した。指揮官は「ピッチャーに関してはもうみんな頑張ったと思います。益田も危なかったですけど、同点で止めてくれたので。みんなつないで頑張ってくれた」と振り返った。

貴重な1勝となった。「この試合と明日の試合の相互関係って全くない。気分的にはプラスですけど、明日からは明日の作戦で、みんな自分のできることに集中してほしい」と気を引き締めた。【星夏穂】

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