中日先発の柳裕也投手(29)が投打で高パフォーマンスを発揮した。

3回の打席では右前に弾き返した痛烈な打球を前進守備の田村に処理され、まさかのライトゴロに苦笑い。投げては5回無死一塁で菊地の投ゴロを腹部で受け止め、二塁へ送球。併殺を完成させた。

プレー直後は腹部をおさえ、少し苦しそうな表情を見せたが、大塚投手コーチがマウンドにかけよると、笑顔で対応。続く九里を一ゴロに仕留めて、5回まで無失点投球を続けた。

昨季は打線の援護に恵まれず、広島戦8戦2勝3敗も防御率は1・36。「去年は去年。今年は今年でしっかり頑張りたい」と話していた選手会長がハッスルプレーを見せた。