阪神が投手戦をものにして勝率を5割に戻した。甲子園開場100周年イヤーの初戦をしっかりと勝ち切り、甲子園開幕を待ちわびたファンを喜ばせた。

村上頌樹投手(25)と床田寛樹投手(29)の投げ合い。先制点は阪神だった。5回、1死二塁から近本光司外野手(29)が右翼線に快打を放ち、1点をもぎ取った。

前回は初回4失点と乱調だった村上は要所を締めた。直球の走り、フォークの制球がよく、2回、5回と得点圏の走者を帰さなかった。昨季MVPに輝いた右腕はリズムよく7回を投げて2安打無失点と本領を発揮。今季初勝利を挙げた。8回はハビー・ゲラ(28)、9回は岩崎優(32)とダブル守護神が抑えた。

甲子園での広島戦に限ると、昨年5月20日から1引き分けを挟んで8連勝となった。CSファイナルステージでも3連勝しているため計11連勝。打線に元気がない広島を、データ通りに封じ込めた。

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