阪神伊藤将司投手(27)がまさかの大量失点で完敗の要因をつくってしまった。

初回に長打からピンチを招くと、内野ゴロの間に先制点を献上。2回には打者9人に6本の安打を許すなど5失点と打ち込まれた。直後に代打を送られて降板。2回8安打で自己ワーストタイの6失点に「真ん中に集まった。それを打たれました。変化球が浮いてしまった。真っすぐも甘かった」と反省の言葉が並んだ。

前回3日のDeNA戦(京セラドーム大阪)では7回2失点で今季初白星をつかんだがよもやの暗転。甲子園では通算15勝5敗、広島戦は昨季2戦2勝だっただけに、誤算は大きい。安藤投手コーチも次回登板について「終わったばかりなのでわからない」としつつ、「状態はまあまあ、いい状態ではないね」と表情を曇らせた。

勝てば岡田彰布監督(66)が阪神での監督通算484勝目となり、歴代2位の吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)に並ぶところだったがお預け。11日こそ甲子園のファンの前で初代日本一監督に並びたい。

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