西武がソフトバンクとの接戦に敗れ、今季初の3連敗となった。

先発今井達也投手(25)は走者を背負いながらも、要所を締める投球で7回111球4安打10奪三振無失点で試合をつくった。

一方の打線は、6回まで相手先発の東浜に無安打と苦しんだ。7回1死から3番外崎修汰内野手(31)が左翼線への二塁打で口火を切ると、2死一、二塁となり、6番佐藤龍世内野手(27)が右翼線への適時二塁打を放ち先制した。

8回からは甲斐野央投手(27)が西武へ移籍後、古巣相手に初めて登板。1番周東を二塁内野安打で出塁を許すと、2番今宮の犠打で1死二塁となり、3番柳田と対戦。138キロの変化球をはじき返され、レフトへの適時二塁打を打たれ同点とされた。続く4番山川をフルカウントから155キロの球で見逃し三振を奪ったが、5番近藤を申告敬遠とし2死一、二塁から、6番中村晃に右前適時打を打たれ勝ち越しを許した。

甲斐野は1回3安打2失点で今季初黒星。「先頭バッターをきっちり抑えようという思いで上がっていましたし、そこで周東さんだったんですけど、抑えられず、切り替えていたんですけど、結果、点を取られてしまったなという感じですね。ボールも甘かったですし、それを逃してくれなかったなという感じです」と振り返った。

チームは3カード連続で初戦黒星となり、6勝6敗で貯金がなくなった。松井稼頭央監督(48)は「本当に1戦1戦やっているので」と前を向いた。

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