パリ五輪出場を目指す陸上男子やり投げのディーン元気(32=ミズノ)が始球式を務めた。全身ドラゴンズのユニホームに身をまとい、ショートバウンドながらも139キロの剛球を披露してスタンドを沸かせた。

「陸上競技とまったく違う景色で緊張しました」としながらも「(球速は)もう少し出せたかなと思う。きょうの結果はちょっと悔しいですけど、やりは飛ぶと思うので」と負けん気の強さを発揮。背番号88を背負った理由については「やり投げの日本記録が87メートル60でそれを超えることを目標にしているので」と説明した。

先発した小笠原と勝野とは昨年12月に合同自主トレを行った間柄。「やはり体の能力がすごく高い。一緒にトレーニングすること以上の刺激がある」。3大会ぶりの五輪出場に向けて意欲が高まった様子だった。

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