ソフトバンク3軍の韓国遠征が16日、始まった。28日まで12試合行う予定。この日は斗山ベアーズと初戦を行い3-4でサヨナラ負けを喫したが、2番手で登板した21年ドラフト1位の3年目、風間球打投手(20)が2回無失点の好投。ノースアジア大明桜時代は直球で押すスタイルだったが「変化球が何球種かあれば全然違う。今はゾーンで勝負できる変化球が増えた」とスライダーやフォークで2奪三振。直球も151キロを計測し「すごくいい感覚で投げられたっす」と笑顔だった。

投球フォームもスリークオーター気味に変化。「イメージは松本裕樹さんみたいなラインができる投げ方」と1軍で勝ちパターンの一角を担う先輩右腕をまねた。「映像で見たら上からですが、自分では肘を下げている。前に突っ込まないように」。変化させた理由は剛柔投球を意識するため。「前はずっと力を入れて100(%)で投げていたんですけど。リリースポイントで力を入れる。球速もコンスタントに150キロ近く投げられています」。高校時代に最速157キロを計測した未来のエース候補が、韓国で確かな自信を手にした。(利川市=只松憲)

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