西武の山村崇嘉内野手(21)が一時ロッテを逆転する1号3ランを放った。
6番右翼でスタメン出場した7回2死一、二塁の第3打席。ロッテ2番手西村の低め144キロ直球をすくい上げ、強風に負けずに右翼席まで放り込んだ。
チームはロッテ先発唐川に6回まで1安打に抑え込まれていた。「どうにか1本という気持ちで、コンパクトなスイングを意識した中でも、強くたたくイメージで思い切り振り抜きました」と振り返った。
山村は昨年10月2日、ロッテ戦(ZOZOマリン)でプロ初本塁打。翌3日も2号を放った。この日は今季のZOZOマリンでの初戦。年をまたいで同じ球場で3試合連続の本塁打となった。
ただ、そんな若手の1発もむなしく、チームは延長11回の末にサヨナラ負け。開幕2軍スタートだった山村は「僕が(1軍に)上がってきてから1回も勝っていない。勝ちたい気持ちはありますね」と連敗ストップへ燃えていた。