虎の筒香になる! 阪神森下翔太外野手(23)が地元・横浜でDeNA筒香ばりの活躍を誓った。

10日から敵地で3連戦。神奈川出身の森下にとって、横浜スタジアムは子どものころからなじみ深い球場だ。かつて客席で見ていた筒香が5年ぶりにNPBに復帰し、「目の前で見られる機会があったら楽しみ」と心を躍らせた。筒香が6日ヤクルト戦で放った劇的3ランにも刺激を受け、「やっぱりスター性がある。何か感じるものがあったら盗んでいきたい」と貪欲だ。さらに「ああいう場面で1発打てたら本当に強いチームに完成していくと思う。ああいう役割ができる人に、タイガースで自分ができれば」と宣言した。

昨季の横浜は打率1割5分8厘で球場別ワーストだったが、今季は4月の2試合で7打数3安打、打率4割2分9厘と打ちまくり、2年目の進化を見せた。10日先発の東は昨季3試合の対戦で9打数2安打。「去年(最多勝で)一番よかった左ピッチャー。そこを打ち崩せたらタイガースも勢い乗れると思うので、そのために頑張りたい」と力を込めた。憧れた筒香の前で、名刺代わりのハマスタ初アーチを描ければ最高だ。【村松万里子】

○…森下は、地元横浜のDeNA戦で迎える12日の「母の日」へ特別な思いを込めた。プロ1年目の昨年は不振の4月に同球場で初の2軍落ちを命じられ、母の日の1軍戦出場はなかった。今年は両親も観戦に訪れる予定で「打てたら自分も気持ちいい」と意気込む。幼少期には父と一緒に時計をプレゼントし、喜んでくれた姿が印象深い。「野球で見せられれば」と感謝の気持ちをバットに乗せる。

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