中大が東農大に2連勝で勝ち点1を挙げた。今春、左肘のトミー・ジョン手術から復活した今村拓哉投手(4年=関東第一)が、テンポのいい投球で試合の流れを呼び込み、4回0/3を投げ3安打1失点に抑える好救援で大学初勝利を挙げた。
1点ビハインドの4回から2番手でマウンドに上がると、「最近、シンカーがちょっと浮きがちだったんですけど、今日はそこを低めに集められたのが良かったです」と、丁寧に打ち取った。5回の攻撃では、相手守備の乱れで同点に追い付き、2死二、三塁から佐藤壱聖内野手(2年=東日本国際大昌平)の左越え適時打で2点。橋本航河外野手(1年=仙台育英)の左前適時打と続き、この回、一気に4点を挙げ逆転に成功。清水達也監督(60)は「苦しい雰囲気のところで彼が断ち切って流れを作ってくれた」と、温かい視線をおくった。
手術を乗り越え、成長した。2年夏の手術で長いリハビリ期間を経ての復活に今村は「忍耐力がついた。どんなことがあってもあきらめない。それがこの4年間での1番の成長」と、胸を張る。前日の第1戦も中継ぎで登板するも1回0/3 2安打1失点。「引きずっていてもいい結果は生まれない」。手術、リハビリを乗り越え、メンタルの強さを味方につけ、気持ちを切り替え、今日の試合に臨み結果につなげた。
開幕カードで勝ち点を落としたが、まだまだこれから。今村は「まだ上を目指せる。優勝に1歩でも近づけるように頑張っていきたい」と、力強く話した。



