阪神森下翔太外野手(25)が死球を受けながらド根性を見せた。1点を追う初回、1死二塁でターノックの初球の146キロが左手首を直撃。激痛に顔をゆがめてその場に倒れ込み、主軸のアクシデントに場内は騒然となった。大丈夫なのか…。まさか…。ベンチに下がったが、一塁走者として元気な姿を見せると、大きな拍手が送られた。
その後2打席は凡退したが、甲子園を再び沸かせたのは1-1の8回だ。先頭で広島3番手中崎の内角低め148キロを右翼へはじき返した。「先頭だったので(出塁できて)よかった」。左手には痛みが残っていたかも知れないが、逆方向への痛烈な打球で好機を演出。ナインを鼓舞するように二塁上でほえ、この回の一時勝ち越しにつなげた。
3番に負けじと強力クリーンアップが奮戦した。1点を追う初回1死満塁では、5番大山悠輔内野手(31)が左犠飛を上げてすぐ追いついた。4番佐藤輝明内野手(27)は延長12回先頭で斉藤汰の高め153キロを左前へ運ぶなど2安打2四球。「粘ってあそこまでいけたのはよかったです。また明日頑張ります」。結果的に10安打を放つもあと1本が出ず2点しか奪えなかったが、森下も「切り替えてやります」ときりり。連敗ストップへ力強く次戦を見据えた。【村松万里子】
阪神小幡(8回に一時勝ち越しの押し出し四球)「みんな必死につないでくれていたので、自分もなんとかしたいなと思いました」



