投打がかみ合った阪神が快勝した。初回に佐藤輝明内野手(27)が広島先発森下から先制の右前タイムリー。2点リードの4回には再び単独トップに立つ中押しの11号ソロ。連敗を2で止めて首位ヤクルトとのゲーム差を1に詰める立役者となった。「TORACO DAY」初日の前日の15日は1安打完封負けしたが、スカッと快勝を届けた。
2点リードで迎えた4回の先頭。カウント2-2から森下の外角低めに落ちる球にバットを合わせた。軽く振ったように見えたが、打球はバックスクリーン左に飛び込んだ。「最高の形で追加点を取ることができた。いい対応ができたと思う」と納得の一打だった。
打順が4試合ぶりに「基本形」に戻り、いつもの4番に座った。打順の意識はなかったというが、初回は1番高寺が出て、中野が足を絡め、森下が進塁打といい形で巡ってきた打席だった。バットを伸ばして変化球を右前にもっていく一打。「うまく(二塁の)頭を越えてくれました」。
3、4月の月間MVP男は打撃の主要5部門でトップを快走。さらに先制打が6度目の決勝打となり、両リーグ単独トップに躍り出た。「ここまではしっかり打てているんですけど、まだまだ先は長いので、維持していけるように、もっと打てるように頑張りたいと思います」。勝負強さ全開の主砲が、4万の大観衆に力強く宣言した。
▼佐藤が初回に先制打、4回にリーグ単独トップの11号本塁打。佐藤の勝利打点(V打)は今季6度目で、同僚の森下を抜きリーグ単独トップ。両リーグを通じてもV打6度は佐藤だけだ。今季の佐藤はデーゲームに打率4割1分5厘と打っており、本塁打は11本のうち8本、V打も6度のうち4度がデーゲームだ。今季の阪神はナイターで9勝12敗と負け越しも、デーゲームでは14勝4敗1分けの貯金10。昼の勝率7割7分8厘を佐藤の猛打が支えている。



