球審がヘルメットを着用する動きが広がっている。4月16日に行われたプロ野球のヤクルト-DeNA5回戦(神宮)で、打者の手から離れたバットが川上拓斗審判員(30)の側頭部を直撃してから2カ月が経った。アマチュア野球界では今、審判員の安全整備が進んでいる。大学野球界の現状やメーカー側から思いをたどる。
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プロ野球では、川上拓斗審判員(30)の重大事故を受け、発生から2日後の4月18日から、全球審に対してヘルメットの着用を義務化した。NPB審判部とオフィシャルサプライヤー契約を結ぶSSK販促渉外チームの黒木浩二氏によると、ヘルメット導入の流れはあったという。「米マイナーリーグ(3A)でヘルメットが採用されている実績を踏まえ、国内でも今春のキャンプから着用を希望する審判員に配布を進めていた」と言う。その時点では1、2軍の全審判員58人中15人の使用にとどまっていたが、現在は全審判員へ速やかに配布が完了している。
一方で、これから本格的な夏場を迎えるにあたり、密閉性の高いヘルメットの着用は熱中症のリスクとも隣り合わせとなる。酷暑対策について「汗止め用のヘアバンドや、ヘルメット内部に装着できる保冷剤の使用を推奨している」。安全性と環境改善を両立させる取り組みを進めている。



