侍ジャパンは18日(日本時間19日)、マイアミの大学施設でフロリダ入り後、初となるチーム練習を行った。村上宗隆内野手(23=ヤクルト)はフリー打撃などで汗を流した。気温25度を超える中、快音を連発。コンディションについて「あったかくて動きやすくてバッチリ」と力を込めた。

昨夜は佐々木朗希投手(21=ロッテ)らと、ローンデポパークでWBC準々決勝、メキシコ-プエルトリコ戦を観戦。準決勝の相手がメキシコに決まった。「球場の雰囲気とかいろんなことを確かめに、最初に味わっておきたいという思いもありました。プエルトリコもメキシコも素晴らしい選手がいる。楽しみに、一ファンとして見に行きました」と話した。「音もバンバンなってますし、ファンと選手が一体となるすごいいい雰囲気だなと思いました」と肌で感じるものがあった。

19日には、そのローンデポパークでは準決勝に備え、前日練習が行われる。「そこでいろんなことを確認しつつやるしかないので、明日しっかり確認したいと思います」。球場の湿度、芝の感触、打席でのボールの見え方など、わずかな時間でアジャストを試みる。

東京ドームでの準々決勝イタリア戦では4番を外れ5番に入ったが、今大会初タイムリーが飛び出すなど息を吹き返した。「イタリア戦も岡本さんと僕らで長打も出たし、すごくいい状態と思う。過去は過去なので勝てるように頑張りたい」。村上がアメリカの野球ファンを驚かせる準備を進める。