侍ジャパンの則本昂大投手(26)が好投をみせた。8回から5番手で登板し、3者連続三振。直球は自己最速となる98マイル(約158キロ)をマークし、フォーク、スライダーも制球よく決めた。

 前回12日の2次ラウンド、オランダ戦では1回2安打1失点と不本意な結果だったが「オランダ戦も状態自体はよかった。あとは配球面など、細かいところだけ。(捕手の)小林さんとコミュニケーションをとってマウンドに上がれたので、それがいい結果につながったかな、と思う」と手応えを示した。

 この日は気温35度を超える暑さ。準決勝はナイターで、試合が行われるロサンゼルスとは気温差がある。「すごく寒暖差があることは分かっているので、体調を崩さないようにしたい。今日、この環境で投げられたのはプラスになる。外野でのブルペンは日本にはないですし、雰囲気も含めて、経験出来てよかった。(準決勝は)勝つことだけを考えていきたい」と口元を引き締めていた。