剣翔は新入幕で早々と勝ち越しを決めた。優勝争いでトップに並んでいた隠岐の海を、わずか1秒7の肩透かしで引きずり下ろした。

「ホッとした。ホッとして力が出なくなるのか、気楽になってもっと思い切り取れるのか」と今後、真価を問われると力説。目標は2ケタ白星。新入幕で10勝以上は敢闘賞を受賞するケースが多いだけに「優勝は無理。何とか、あと2番」と力を込めた。