日本相撲協会審判部は10日、東京・両国国技館で取組編成会議を開き、大相撲秋場所(12日初日、両国国技館)の初日と2日目の取組を決めた。
部屋に複数の新型コロナウイルス感染者が出た宮城野部屋の横綱白鵬(36)、平幕の石浦(31)、十両の炎鵬(26)、北青鵬(19)は休場。関取衆のその他の休場は、6場所休場処分を受けた関脇朝乃山(27)を含め合計5人となった。8月に感染が判明した小結逸ノ城(26=湊)は出場となった。
注目の新横綱照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は初日、その逸ノ城の挑戦を受ける。対戦が予想される中の相手としてはただ一人、自分より体重の重い相手に、どんな相撲を取るか、重量力士同士の対戦が注目される。
4度目のかど番で迎える大関貴景勝(25=常盤山)は平幕の北勝富士(29=八角)と対戦。大関正代(29=時津風)は、自己最高位の東前頭筆頭まで番付を上げた豊昇龍(22=立浪)との好勝負が期待される。新関脇の明生(26=立浪)は平幕の霧馬山(25=陸奥)と、同じく関脇の御嶽海(28=出羽海)は三役復帰を目指す隆の勝(26=常盤山)と、小結高安(31=田子ノ浦)は若隆景(26=荒汐)と対戦する。
初日の幕内取組は以下の通り(左が東)。
千代の国-水戸龍
千代丸 -徳勝龍
一山本 -千代ノ皇
魁 聖-豊 山
輝 -剣 翔
栃ノ心 -琴恵光
遠 藤-妙義龍
千代大龍-英乃海
碧 山-翔 猿
隠岐の海-照 強
志摩ノ海-阿武咲
宇 良-宝富士
千代翔馬-大栄翔
玉 鷲-琴ノ若
高 安-若隆景
霧馬山 -明 生
御嶽海 -隆の勝
北勝富士-貴景勝
正 代-豊昇龍
逸ノ城 -照ノ富士