日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会合が24日、東京・両国国技館で開かれた。
春場所での活躍が期待された新横綱豊昇龍は、右肘痛などの影響で途中休場。新横綱の休場は39年ぶりだった。元衆院議員の大島理森新委員長(78)は「大変残念であったが、けがということでやむを得ないこと」と話した。「本人にすれば無念だったのでは」と推察したうえで、「ぜひ捲土(けんど)重来を期して、心技体を整えて、横綱として来場所は立派な成績を残していただきたい」との見解を示した。
豊昇龍は今年初場所を12勝3敗で優勝。その後の会合で横審は、横綱に推薦することを満場一致で決めた。その際、話し合いの時間が短かったことや、昇進に異を唱える意見が出なかったことに対して、一部から拙速に過ぎるなどの否定的な声が上がっていた。
大島委員長は「了とする答申をした時に、短い時間で決めたのは、いかがなものかという論評があった。私どもは公平公正、そして客観的に判断した。我々は決定する立場というより、答申する立場。事前にかなり率直な意見交換をしたうえで、この場に臨んでいる」と反論した。
さらに「時間が短いと批判を頂戴するということに関しては、それは見方がいろいろ皆さんの中であるとは思います。ただ、そういうプロセス、決定過程を経てやってることは、きちんと報道関係の皆様方にお伝えしてほしい。そういう意見が総じてあったこともまた申し上げたい」と強調した。

