AKB48グループ総監督の向井地美音(23)が、舞台「新・熱海殺人事件」(10~21日、東京・紀伊国屋ホール)で単独では初の舞台出演を果たす。このほど、総合プロデューサーの岡村俊一氏(59)と取材に応じた。

劇作家つかこうへいさんの代表作の1つで、73年初演の歴史ある作品。女性警察官・水野朋子役を、能條愛未(26)とダブルキャストで演じる。向井地は「毎日必死で、死に物狂いです」と稽古に臨んできた。これまで女性アイドルのデビュー作なども多く手掛けてきた岡村氏は「猛獣の中にうさぎを入れたみたいな状態になってるけど、非常に勘が良くて、捉えどころは合ってる」と目を細める。向井地は「舞台は一番うそがつけない場所。水野ではあるけれど、“本当の向井地美音”を出して、最後までやりきりたいです」と意気込んでいる。