SKE48荒井優希(24)が9日、東京女子プロレス大田区総合体育館大会「SUMMER SUN PRINCESS '22」での「プリンセスタッグ選手権試合」で赤井沙希とタッグを組み、坂崎ユカ&瑞希組に勝利した。プロレス参戦2年目で、初めてベルトを手にした。

第9代王者の坂崎&瑞希組「マジカルシュガーラビッツ(マジラビ)」にとって6度目の防衛戦。荒井は赤井との「令和のAA砲」タッグとして挑戦した。開始からマジラビの2人からの容赦ないダブル攻撃が続く中、赤井が瑞希に狙いを絞り攻めに転じると、荒井もドロップキックを連発。マジラビの2人が並んでロープに上る中、荒井が瑞希を投げ落として、さらにその瑞希の上に赤井が坂崎を投げ落とすなど見事な連係も見せ、瑞希の後頭部に得意のかかと落とし「Finally」も決め、さらに瑞希のカバーに入った坂崎にも連発で決めた。

最後は赤井からの「ケツァルコアトル」にふらふらになった瑞希に荒井と赤井が二段式顔面蹴りの「ダブルの新人賞」を決めてスリーカウント。10代目王者に輝いた。

この日の会場は、約2年ぶりに声援や紙テープ、横断幕OKとなった。昨年、無観客試合でデビューした荒井にとっては初めての声援を受けての試合でもあり、勝利を祝福する紙テープを受けると、涙を流した。

荒井は「自分ではまだまだだとか思ってしまうことが多い」と反省しつつ、赤井の助けもあり「今日は今までで1番の姿をみんなに見せられたんじゃないかなと思います。ベルトを取るところがゴールじゃないので、これからもっともっと成長して、もっともっと東京女子プロレスのひとりとして引っ張っていけるように頑張りたい」。さらにグループのファンに向けても「みんなに見てもらいたいです!」と誇らしげだった。

赤井も「うちらが挑戦しても100回やって、99回かなわなかったと思います。でも、優希ちゃんが前に言ったとおり、可能性はめちゃめちゃあると思うんで。100回中の1回を引き当てたっていうのは、優希ちゃんの運の強さだったり引きだったり。ベルトを初めて取って、よく似合ってるし、優希ちゃんのベルト巻いてる姿もリング上で感動しました」と話した。