次世代の優れた映像作家を育成、支援する「ツタヤ・クリエイターズ・プログラム・フィルム(TCP)」の最終選考会が12日、都内で行われた。応募総数474作の中から、最終候補7作を企画した若手作家が、女優黒木瞳(55)らが務める選考委員らを前に長編映画の企画をプレゼンした。

 グランプリに輝いた中江和仁氏は、急死した内縁の夫の名前や肩書がすべて偽造だったという、24年前に実際に起きた事件を題材にした映画を企画した。中江氏は「今回、TCPで受賞できなかったら、プレゼン映像を手伝ってくれたスタッフの皆さんに合わせる顔がないと思っていたので、本当に受賞できて良かった。手伝ってくれたみんなに、自腹で焼き肉をごちそうしたい」と、スタッフに感謝を口にした。

 準グランプリは加藤卓哉氏、片桐健滋氏がそれぞれ受賞した。今回、候補に残った7人は、映画監督やCMデザイナー、テレビドラマの監督ら、全員がプロ。黒木は「今回、受賞した3作品の長編映画化の完成を、いち映画ファンとして楽しみにしています」と、映像化を心待ちにしていた。