レディー・ガガ(29)が、米音楽誌ビルボードによる2015年度の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。「2015年のウーマン・オブ・ザ・イヤーとして認められたことは、私にとって大きい。今年は他人の思惑よりも、自分がやりたいことをやってきた年だから」と語った。 

 皮肉なことに、14年の終わりには歌手としてのキャリアを終えようとしていたことも告白。「この電車を止められるなら、そうしたかった。でもできない。電車から降りなければ、死ぬと思った。すべてがあまりに速いスピードで動いている時、もはや安全だと思えなくなる。それでも、皆が手を差し伸べてくれるのを感じた。皆で一緒に、星を夜空に戻そうとしてくれた。彼らは私を失望させなかった」と語った。

 08年のデビュー以来、スターであり続けてきたガガだが、どんなアーティストを目指していくのかを考えるために、一息つく時期でもあった。周囲はお金のために曲を作り、トップスターの座を維持させようとした。しかし、「一度成功したら、魂を売ることは出来ないものよ」と語っている通り、曲を作ろうとしても、ピアノに向かいたくない日々が続き、スランプに陥ったこともあったという。

 そんな中で、大御所トニー・ベネットとジャズアルバムをレコーディングし、大成功を収める。友人、そして恩師でもあるベネットと共演することで、エンターテイナーとして大事なことを学び、自分の中心を見つけたという。

 来年3月に30歳になるガガは、「30歳になっても、オバサンじゃないわよ。30代の女性であるということがどういうことか、皆に見せられるので、すごく興奮してる。今まで以上にセクシーで、パワフルで、知的になるわ」と語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)