歌手BoA(29)が、日本でのCDデビュー15周年を迎えた30日、東京・六本木のニコファーレで、ファンクラブ限定イベントを行った。

 15周年にかけて、150人のファンが招待され、デビュー曲「ID; Peace B」と最新シングル「Lookbook」をメドレーで披露した。

 01年3月に報道陣向けのお披露目イベントを行ったのが、現在ニコファーレがある当時の六本木ヴェルファーレだった。BoAは当時まだ14歳で「緊張がいっぱいで、ちゃんと歌えなかった。トラウマだったので、(開催する)場所を聞いたとき、やっとリベンジできると思った」と明かした。

 15年の活動を振り返る映像も用意された。懐かしい映像が映し出されるたび、BoAは懐かしそうに見入っていた。11年12月の10周年コンサートでは、バラード曲「メリクリ」で感涙して歌えなくなってしまった場面が流された。

 公演にはDVD収録のカメラが入っており、「『ありがとう』と言ってはけたら、冷静なスタッフさんから『DVD収録があるので、もう1度歌って下さい』と言われました」。もう1度ステージで歌ったところ、DVDには泣いている2パターンが収録されており「『人の涙をお金にしないで!』と言った覚えがある」と笑わせた。

 BoAは日本で成功した韓国人アーティストの先駆者の1人。イベントでは母国の後輩グループEXO、SHINee、少女時代から祝福のメッセージが届き、うれしそうに聞いていた。「今度は20周年を目指して頑張りたい」と宣言し、ファンから大歓声を浴びていた。