映画「バースデーカード」(22日公開)の公開前会見が7日、大阪市内で行われ、主演の橋本愛(20)宮崎あおい(30)ユースケ・サンタマリア(45)須賀健太(21)と吉田康弘監督(37)が出席した。

 主人公・紀子(橋本)が10歳の時に他界した母(宮崎)が、20歳の誕生日までバースデーカードを送り続ける、母子、家族愛を描く。吉田監督が「母が亡くなる話ではなく、亡くなった母が娘を見守る、一風変わったバディ・ムービーに」と、プロデューサーに聞いた実話からオリジナルの脚本を書き上げた。

 橋本は脚本の完成前に吉田監督と話し合いを持った。「最初の流れは紀子が20歳まで、母の手紙にとても従順なまま生きていく風になっていたけど『それでは20歳になった時、自分の足で立って歩いていけない』と思って…」と監督に意見を出したという。「監督がそこをくんでくれて、母の手紙に対し、19歳のタイミングで自我を持ち、反抗的に向かい合うようになった」と満足そうに話した。

 父親を演じたユースケは「よくある“難病もの”とか“泣ける映画”を、僕は好きじゃない。この映画も実際は“泣ける”んだけど、母の死をさっぱり、というか悲しく扱ってなくて…。僕は脚本を読んで、一発で気に入りました」と熱弁。宮崎も「悲しい話だけど、話の比重を亡くなる母でなく、その後の家族に置いていて、泣かせようとしていない」と言い“泣かせようとしない、泣ける映画”である点を強調していた。