ビートたけし(70)が28日、レギュラー出演するTBS系生放送番組「新・情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演し、21日に脳リンパ腫のため亡くなった俳優松方弘樹さん(享年74)を「昔のよき時代の最後のスター」とたたえた。

 2人は85年から、日本テレビ系バラエティー番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」で共演した。こわもて俳優のイメージが強かった松方さんの印象をガラッと変えた番組だった。

 毎週、都内で番組の収録を終えると、松方さんの号令で繁華街に繰り出して酒宴を開くのが恒例だった。支払いも常に松方さんが済ませていた。

 たけしはこの日、映画の撮影などで訪れ、かつて松方さんが映画スターとして“本拠地”にしていた京都での思い出を紹介した。「松方さんも、みんなをわっと食事に連れて行った最後のスター。(京都撮影所のある)太秦に行くと、『松方さんのあんちゃんの友達か』ってみんな良くしてくれた。昔の良き時代の、お金をうわーっと配って、うわっーといけ、というタイプの最後の人だった」としのんだ。