4人組ロックバンド「MY FIRST STORY」が6日、都内でドキュメンタリー映画「MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM-全心-」(17日公開、木村和亮監督)完成披露上映会に出席した。

 11年夏に結成され、12年4月にデビュー。インディーズバンドながら、昨年には全国47都道府県ツアーを開催し、初の日本武道館公演を成功させた。映画では、ツアーに密着した模様や、これまでの5年間の活動の軌跡を追っている。ボーカルのHiro(23)は「バンドをやっていて武道館までたどり着くのも、映画になるのも限られた人しかいない。信じられないけど、うれしくて、頑張りたいなという気持ちでした」と話した。

 ツアーの楽屋での様子など、普段は見られない場所にも潜入しているという。ベースのNob(32)は「長野・松本のライブでは、自分が何をしてるのか分からないくらい精神的にも追い込まれていた」。ドラムのKid’z(24)も「本番が終わってトイレにこもって、泣いてたら、Nobも入ってきて泣いてた」と秘話を明かした。

 さらに、Hiroは映画内で、自身の家族について語るシーンもあるという。バンドとしても、初の武道館公演を成功させ、次へのステップを踏む時期とあって、Hiroは「僕の中では武道館は1つの区切りだと思っていた。これからはある種のしがらみとかを気にせずに、これから1年、2年と年をとっていきたい。もしよかったら、僕たちと一緒に歩いていってください」とファンに呼びかけた。