伊勢谷友介(40)が映画「3月のライオン」(大友啓史監督、3月18日前編公開)に出演することが5日、都内で行われた同映画の試写イベントで発表された。

 主演は神木隆之介(23)で、羽海野チカ氏の同名漫画が原作。家族を亡くし孤独を抱えた17歳のプロ棋士が、倉科カナ(29)清原果耶(15)新津ちせ演じる川本3姉妹や、将棋を通して出会うさまざまな人との交流を通して、成長していく物語。

 伊勢谷は、母を亡くした川本3姉妹を捨てて家を出たにもかかわらず突如姿を現す、身勝手な父親を演じた。

 サプライズで登場すると「昔はこういう人いたよね、っていうのを現代でやったら、強烈になった。当たり前の役をやらないのは刺激的でした」と感想を述べた。大友監督は「脚本を作っていて、書いてるときに(伊勢谷が)浮かんじゃった。白洲(次郎)とか高杉(晋作)とかやってもらってたから、真逆の役を見たいと思って」と明かした。