おぎやはぎの矢作兼(46)が、ギャラを告白させられるお笑い芸人の「つらい状況」について語った。

 4日放送のフジテレビ系「バイキング」は、テレビ番組等で芸人にギャラを告白させることが増えている最近の風潮について出演者たちが議論を交わした。

 コラムニストで放送作家の山田美保子さんは「ゴールデン・深夜に限らず、ギャラネタは今すごいトレンド。数字取れます」と説明したが、俳優の坂上忍は「数字を取れるのは結構なんですけど、数字を取るために僕らがどれだけ身を切らなければいけないか」と苦い顔。歌手の美川憲一は「昔じゃ考えられない。役者さんにしても大スターにしても、『推定でこれくらいじゃないか』って雑誌に書かれることはあっても、自分からそうやって『ギャラこれくらいもらってる』って言うことはまずなかった」とした。

 番組では、芸人がギャラを告白する風潮に苦言を呈したハイヒール・リンゴのコメントが紹介されたが、矢作は「つらい所を突かれてて、一発屋的な部類に入る人たちが久しぶりに(番組に)呼ばれて、これ(ギャラ)を言うのが仕事として呼ばれてるから、これを逃げるなんて考えられない、選択肢として。つらい状況ではあるんですよ」と、告白させられる芸人側の立場をおもんばかった。