体調不良により急きょ、南米ツアーの最後の4公演を中止したエアロスミスのスティーブン・タイラー(69)が今週、公式サイトで新たなコメントを発表。心臓発作により倒れたとのうわさについて否定した。

 タイラーは、「このツアーを予定より早く終わらせることに心が痛みます。バンドの演奏は今までで最高だった。ロック・イン・リオのイベントに集まった10万人の人々を見て欲しい。クリエイティブな憶測には最高の評価を与えるが、僕は絶対に心臓発作などを起こしてはいない。ツアーを中止して申し訳ないが、米国のドクターたちだけに可能な治療を受ける必要がある」と釈明。しかし、病気についての詳細は明かさなかった。

 エアロスミスは先月、タイラーが治療のため米国に帰国すると発表。「残念なことに、予期せぬ健康上の問題により、リードシンガーのスティーブンがすぐに治療を受ける必要がある。医師にも演奏しないよう忠告を受けている」とコメントした。

 タイラー自身も、「心配しないで欲しい。生命の危機ではないが、今すぐに治療を受ける必要がある。将来のパフォーマンスを維持するため、休養を取らなくてはならない。復帰することを約束します」と語っていた。(ニューヨーク=鹿目直子)