女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の1日放送第53話の平均視聴率が19・0%、2日放送第54話が19・5%(ともに関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、藤吉(松坂桃李)は2つ目の寄席を手に入れるが、てん(葵わかな)とは相変わらずケンカ状態が続いていた。キース(大野拓朗)ら芸人たちも心配して、隼也の端午の節句を手伝う。トキ(徳永えり)に説得され、藤吉はてんと話し合い、焦っていた気持ちを正直に伝える。そして藤吉は、寺ギン(矢野大樹)に取り分の見直しを嘆願するが、寺ギンの下で働く風太(浜田岳)がそれを拒否する、という内容だった。