NHK定例会長会見が1日、都内で行われ、上田良一会長(68)は「あさイチ」(月~金曜午前8時15分)の番組キャスターを今月いっぱいで降板する井ノ原快彦(41)と有働由美子アナウンサー(48)に感謝した。

 「本音ベースのトークで、さまざまなテーマに積極的に取り組み、分かりやすく伝え、視聴者の皆さんからも喜ばれた番組になった」と評価した。「(番組開始から)8年は相当長い期間で、かつ放送時間がスタートするかなり前から朝、出勤しないといけない。私生活の面でも大変だったと思う。長期間、大変素晴らしい番組を作ってくれた2人には大変感謝している」と語った。

 有働アナの今後については「いろんなことを非常にうまくこなせる有能な方。今までの経験を生かして活躍してほしい」とした。制作局の担当者は「検討中の番組はあると思うが、決まり次第伝える」と語るにとどめた。

 4月から博多華丸・大吉と近江友里恵アナ(29)が新キャスターを務める。「いいところを受け継ぎ、そろれぞれの個性を生かして新たな魅力ある番組になればいい」と期待を寄せた。

 一方、急死した俳優大杉漣さん(享年66)については「素晴らしい俳優さんで現場からも亡くなったことを惜しむ声が数多く上がっている。謹んでお悔やみを申し上げます」と述べた。大杉さんは96年大河ドラマ「秀吉」や亡くなる2日前の2月19日に「NHKスペシャル メルトダウンFile07 AI徹底分析 原発事故全記録(仮)」(17日後9時)の撮影に参加していた。

 また会見では「第69回日本放送協会放送文化賞」の受賞者も発表。「鶴瓶の家族に乾杯」に出演する笑福亭鶴瓶(66)、同局の古典芸能番組などに出演が多い歌舞伎俳優松本白鸚(75)、京都大iPS細胞研究所所長で「NHKスペシャル シリーズ 人体」など同局の多くの番組に出演し、科学と医学への視聴者の関心を高めた山中伸弥氏(55)らに贈呈される。同賞は、放送事業の発展と放送文化の向上に功績のあった人に贈られる。