NHKは11日、大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)で、俳優小栗旬(35)を坂本龍馬役に起用すると発表した。小栗は13年「八重の桜」で吉田松陰を演じて以来、7度目の大河ドラマ出演。第26回(7月放送)から登場する予定という。

 龍馬は、言わずと知れた幕末の風雲児。NHKによると、常識破りの行動力と折衝力で、縦横無尽に動き「船で大海原を自由に飛びまわり、広い世界で商売をしたい」と夢を抱くキャラクター。龍馬と鈴木亮平の演じる西郷吉之助(隆盛)は、互いにその存在を認め合う仲となるが、徳川慶喜を温存しようとする龍馬は討幕派にとっては邪魔者になっていく設定という。

 5月から撮影に入る予定の小栗は「幕末において、非常に人気の高い人物なので、それぞれ皆様の中にいろいろな龍馬像があると思いますが、鈴木くん演じるたくましく優しい西郷さんと出会い、感じ、思い、風雲を駆け巡り、鈴木くんの西郷だからこそ、出せる龍馬像をお届けできたらと思います」とコメントした。