TOKIOの国分太一が、山口達也の不祥事で揺れるグループの今後について「今の感情のまま動くという事はできない」と慎重に判断していく考えをあらためて示した。

 国分は3日放送のTBS系「ビビット」に出演。前日に山口を除くメンバー4人で「連帯責任」として会見を行ったことについて、賛否があることは承知の上で「23年間自由に仕事をさせてもらったからこそ、やらなきゃいけない責任というのは1人1人ある。何よりも被害者の方とそのご家族の皆さんがいるということで、その人たちにまずはTOKIOからもちゃんと謝罪をすることが必要だと言うことで、リーダーが最終的にはやろうと決めた」と説明した。

 グループについて「僕らはソロでの仕事も多いですけど、TOKIOというベースがあるからこそ、その仕事もできている。戻れるところがあるから暴れられる」と強い愛着を示しながらも、「松岡が言うように、TOKIOという部分が(山口の)甘えの根源であったならば解散すべきだと思います」と、会見で松岡昌宏が解散に言及した発言に同調。それでも「ただ、これから継続してTOKIOとしてやらせていただける仕事もありますので、今の感情のまま動くという事は正直できない」とさまざま事情が絡み合う現状に、性急な結論を出すことは控えた。

 今後の音楽活動を白紙に戻したことについては「音楽に対して考えるのは今は順番が違うのかなと思っています。まずは自分たちができることを、被害に遭われた方たちに対してどのように向き合っていくかということを1人1人が考えていかなければいけない」としたが、予定されていたグループ25周年のツアーを楽しみにしていたファンに対し「本当に申し訳ないとしか言葉が見つからないです」と苦しい心境を語った。