女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)9日放送第33話の平均視聴率が19・8%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高視聴率は初回放送の21・8%。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、鈴愛(永野芽郁)は岐阜の実家で最後の夜を過ごす。怖い夢を見たといって晴(松雪泰子)の布団に潜り込む。そして、子どものころを思い出し、晴を抱きしめる。晴は「頑張るんだよ」と優しく声を掛ける。

 翌朝、鈴愛は東京へ出発の日を迎える。晴、宇太郎(滝藤賢一)、祖父仙吉(中村雅俊)、弟草太(上村海成)ら愛する家族に見送られる。菜生(奈緒)も餞別を手渡す。「ありがとう、行ってきます」。涙で岐阜をあとにし、鈴愛はバブル真っただ中の東京に到着する。賑わう街に、鈴愛は度肝を抜かれる。