6人組女性グループ、BiSH(ビッシュ)が22日、横浜アリーナで初の単独ライブ「TO THE END」公演を行った。

 15年3月の結成以来、グループ最大規模の会場でのライブ。代表曲「BiSH~星が瞬く夜に~」でライブをスタートさせると、「清掃員」と呼ばれるファンがジャンプして、一緒に振り付けをして熱狂。メンバーのアイナ・ジ・エンドが「BiSHが横浜アリーナにきたぜー!」と絶叫すると、1万2000人の歓声はさらに大きくなった。最新曲「Life is beatiful」「HiDE the BLUE」(ダブルA面で6月27日発売)を初披露するなど、22曲で沸かせた。

 “楽器を持たないパンクバンド”として、これまでライブ中心に活動してきた。16年にメジャーデビュー後は、シングル、アルバム7作品がすべてオリコン10位以内に入り、今年3月発売のシングル「PAiNT it BLACK」で同ランキング初の1位を獲得した。

 さらに4月から「キリンレモン」のCMに出演するほか、5月からは広瀬すず出演の「レオパレス21」のCM曲を担当するなどタイアップも増え、この日の1万2000枚のチケット即日完売するなど人気も上昇中だ。

 10月からは、東京・中野サンプラザを皮切りに、8都市10公演の全国ホールツアー開催も決定。横浜アリーナ公演も成功させ、勢いをつけた。メンバーはそれぞれ、思いをファンに伝えた。

 アユニ・D ここに立てたこと、BiSHでいられること。私の人生、おもしろくなってきていると思う。恩返しではないですが、皆さんの人生もおもしろくしますので、これからもついてきてください!

 リンリン 横浜アリーナは、私の好きな人が節目だったり、解散だったりした大事な時に使ってきたところなので、ここを素通り…、あっ、間違えちゃった(笑い)。通過点にできて、最高です。(セントチヒロ)チッチがメジャーデビューの時に言っていた、東京ドームに立つ夢が、夢じゃなくなってきた気がします。

 ハシヤスメ・アツコ 初めて1万人を超える記念すべき日になりました。心からありがとうございます。横浜アリーナはめっちゃ立ちたかった場所だったので、めっちゃめちゃうれしいです。でも立ちたい場所は、いっぱいあるので、そこに立つまでは死ねない。大きな場所を目指したいです。

 モモコグミカンパニー まだまだこれからが力の見せどころだと思っています。見ていてください。

 アイナ・ジ・エンド こんなに多くの人が振りを一緒にやってくれたりするとは正直思っていなかったです。これからも精進しようと思います。

 セントチヒロ・チッチ メンバー、大人(スタッフ)、みんながいたから、どんなところにいっても、自信を持ってBiSHをやれています。ここからがBiSHだと思ってます。明日からもぶちかましていくので、よろしくー!!

 メンバーは大歓声に大きく手を振って応えながら、次のステージに向かっていた。