真木よう子(35)が22日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「焼肉ドラゴン」(鄭義信監督)初日舞台あいさつで、劇中で父役を演じた韓国の俳優キム・サンホ(47)からの手紙に涙ぐんだ。

 キムはスケジュールの都合が合わず、この日の舞台あいさつに登壇できず「映画の公開日に、本当は舞台でごあいさつを申し上げなければならないのですが、スケジュールが合わずにこのようなメッセージを送らせていただくことになりました」と、初日舞台あいさつに手紙を寄せた。

 キム この映画を撮りながら、私は良い思い出をたくさん、作ることが出来ました。こんなにすばらしい映画に出演させていただいたことは、いまだにうれしく感じています。監督はじめ、立派な共演者さんたちに恵まれて、いろいろな意味で大事な経験だったと思います。日本の観客の皆様、この映画の物語は、皆様の家族、友達、隣に住んでいる方、そして今、どこかで生きている人々の話です。この映画の登場人物達と一緒に笑ったり、怒ったり、一緒の時間をお過ごし下さい。それから私のように、良い思い出をたくさん作って、お帰りになられたらうれしいです。キム・サンホ

 真木は司会が手紙を読み終わると、目に涙を浮かべた。「何か…キム・サンホさんから、そんないい言葉を聞いたの、初めてな気がする。ちょっと泣きそうになった…」と鼻をすすり、涙ぐんだ。【村上幸将】