ワハハ本舗の「梅ちゃん」こと梅垣義明(58)が29日、川崎・クラブチッタで単独ライブ「梅ちゃんのシャンソンショー2018~ありがた迷惑な夜をあなたに」を、500人を集めて開いた。2月から大阪、名古屋など全6都市で開いてきたツアーの大トリ。

 「みなさん、ようこそ。とても懐かしい。私は拍手が大好き」と催促して、大きな拍手を浴びた梅垣は、冒頭の「川の流れのように」で股間から客席に水を噴出しながら熱唱。客席は阿鼻(あび)叫喚、爆笑で一気にヒートアップ。

 次の「悲しい酒」では、成人用おむつを着用。「もう30年もやっている。若いころは、おむつを買いに行く度に『おじいちゃん孝行だね』言われたけど、自分でしてたんだよね」と笑って客席に降り、おむつの中にビールやワインを大量に注いで歌い上げた。おむつの中に乱暴にビールを注ぐ観客に対しては「股間で氷を受け止める身にもなってみろ」と毒づいた。

 途中、観客を指名しては舞台に上げイジリ倒し。手錠をはめたり、歌わせたりと、観客参加のネタで笑わせた。「カモメはカモメ」では、白い靴下を観客からはぎとって、さお先にぶら下げてカモメに見立てて振り回した。さらに、水につけて客席のど真ん中でブンブンと振り回して、しぶきを飛ばして悲鳴と歓声を浴びた。

 最後は「ろくでなし」を歌いながら、春日井製菓のグリーン豆を鼻に入れては飛ばす、おなじみの芸を披露。「35年もやっているのに、やっとスポンサーに付いてくれた。遅すぎる」と苦笑い。客席にいた春日井製菓の広報担当の女性に「もしも柿の種を飛ばしていたら、あそこに座っているのは亀田製菓の人」と笑った。