14日に放送された水谷豊(66)主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒 season17」(水曜午後9時)の5回の平均視聴率が13・6%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1回の視聴率は17・1%で、10月期に放送されるドラマの初回としてはトップを記録している。これまでの最高は第2話の17・9%。

水谷演じる警視庁特命係の杉下右京が“相棒”と事件解決に挑む人気シリーズ。4代目相棒、冠城亘を演じる反町隆史とのコンビは4年目に突入。今シーズンから特命係に浅利陽介演じる青木年男が加わった。

第5話のゲストは木村了、梶原ひかり。捜査一課を手伝うため夜の神社で物証を探していた右京と亘は、懐中電灯を持って階段下に潜む怪しげな男(木村)を見つける。怪しんだ2人が声を掛けると、男は「星を見ていただけ」と逃げていった。

階段を調べると不自然に2段目だけが凍り、街灯には大量の虫が集まっていた。捜査の結果、瞬時に液体を凍らせる“酢酸ナトリウム”と、虫が好む液体が塗られていたことが分かる。強いライトで目を狙えば、虫を払うことに気を取られた人が足を滑らせ、階段から転落するかも知れない。2人は逃げた男が事故に見せかけた完全犯罪を狙っていたことを直感する。

断片的な情報から、男が天才的な天体物理学者、星野亮であることを突き止める。星野は論文が評価されイギリスに招待されているほか、助手の白川恵美(梶原)との婚約も決まっていた。順風満帆に見える星野がなぜ完全犯罪を企てたのか。特命係は事件を阻止すべく動きだす。