秋元康氏が総合プロデュースを手がける劇団4ドル50セントの堀口紗奈(20)隅田杏花(22)のコンビ「心臓丸」が6日、東京・府中のショーレストランBONDで、トークイベント「心臓丸のトーク丸」を開催した。

同劇団員の単独トークイベントは初めて。序盤は緊張気味だったが、会場を埋めたファン約50人から拍手を浴びると、徐々にトークにもエンジンがかかってきた。隅田は「本当に10人くらいしか集まらないと思っていたので、すごくうれしいです」と感謝し、「昨日は緊張して眠れなくて、アンタッチャブルさんのトークライブの動画を2時間見てた。めっちゃおもしろかった。こんなんじゃなかった」と自虐し、笑いを誘った。

劇団のオーディション時のエピソードや、17年に開催したプレ公演、昨年の本公演「新しき国」「ピエロになりたい」などの秘話を明かした。2人で出場した「M-1グランプリ」のエピソードも披露。1回戦で敗退した当時を振り返り、隅田は「2人で新宿で雨の降ってる中、傘さして泣いてたね」と話した。堀口も「悲しかったな~」とうなずいていた。

その後も、ファンからの質問に答えて、恋愛トークなども展開した。ショートコントも数種類のネタを披露。ほぼ全てアドリブで、2時間強しゃべり続けた。

同劇団の舞台を手がける演出家、丸尾丸一郎氏も訪れた。イベントのエンディングで「もうちょっとちゃんと考えてこいよ、と思ったけど、その強心臓がいいんじゃないのかな、と思いました。2人ともネガティブだから、今年はポジティブにいきましょう」とエールを送った。

イベントを終えて、堀口は「これからも杏花ちゃんと一緒にお笑いも頑張りますし、劇団としてもお芝居も頑張っていきたいと思います」と話した。隅田は「これからも「トーク丸」だけじゃなくて、『ライブ丸』とか、『冠番組丸』とかをやっていきたいです。2人で日本武道館でやるのが目標です! よろしくお願いします」と意気込み、拍手を浴びた。