外科医演じる木村佳乃、女優も主婦も切り替え全力

女優木村佳乃(43)がフジテレビ系連続ドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(木曜午後10時)で消化器外科医・梶山薫を演じている。腫瘍内科医・恩田心を演じる主演の松下奈緒(35)とは14年ぶりの共演で、バディを組んでがん患者の治療に取り組む。「前のドラマでは、そんなに接点がなかったけど、今回は一緒のシーンが多い。いろいろ経験を積んで、また一緒にできるのはすごい縁だと思う」と話している。

上司だった医師と不倫、しかも手術中の医療過誤のミスを押しつけられる。「お医者様っていうのは、人の命を預かる仕事だから大変ですよね。特に外科医役は手術シーンがある。集中力、体力、精神力が必要。薫は外科医でずっと生きていくという心構えだけど、その一方で不倫、しかも医療過誤をなすりつけられる。強いけど、とても人間っぽい役ですよね」。

10年に東山紀之(53)と結婚して、8歳と6歳の女の子の母。5年前から日本テレビのバラエティー「世界の果てまでイッテQ!」で、体を張ったチャレンジをして新しい一面を見せた。女優としても一昨年はテレビ朝日系「あなたには渡さない」で専業主婦から料亭のおかみへ、昨年のフジテレビ系「後妻業」では詐欺師、そして今回は外科医。

「生まれつき、切り替えが早いんです。『カット、OK』っていわれると、次のことをサッと考えられる。セットを1歩出ると、何を食べようかなって、勝手に切り替わってる(笑い)。自分が好きでやっているので、うまく時間配分しながらやってます。声を掛けていただいて、楽しそうだな、やろうと、時間配分や、いろいろなことは後から考えてます(笑い)」と言う。

好きな仕事に打ち込める環境がある。「年齢を重ねて、その年齢でしかできない等身大のものってある。でも、小さい子が2人いるんで、喉から手が出るほどやりたい役も、できないことがある。悔しい思いもたくさんしているけど、自分は子供を持っているから親としての責任がある」。現在、43歳。「年相応の役をやっていって、いずれはおばあちゃん役をやりたい。定年がないんで、自分の人生を役にも投影しつつ、健康でお仕事を続けていきたい。健康と家族のサポートが大切ですね」。

妻、母、女優をこなしている。女優になっていなかったらという質問に「なんだろう…専業主婦かな。専業主婦ってめちゃくちゃ忙しいんです。私も、仕事がない時は朝から晩まで家事で終わりがないから、へとへとになりますもん。私なんか、まだまだ抜けていると思う」。女優も主婦も、オンオフを切り替えながら全力投球だ。【小谷野俊哉】

◆フジテレビ系「アライブ がん専門医のカルテ」 腫瘍内科医の心(松下)は夫を手術中の医療過誤で亡くした。バディを組む外科医の薫(木村)は自分のミスだと思っていたが、恋人で元上司の須藤(田辺誠一)に押しつけられたものだった。真実を知った心は須藤を調査委員会に申し立てるが、薫の心は複雑だった。