芸道殺陣「波濤(はとう)流」高瀬道場を主宰する、殺陣師、アクション監督、監督、脚本家の高瀬将嗣さんが25日午前0時、胃がんのため亡くなった。63歳だった。

同日、所属のガイズエンタティメントが発表した。通夜・葬儀は妻詩子さんが喪主を務めて、近親者のみで執り行った。芸道殺陣「波濤流」府中本部(東京都府中市晴見町3-21-25)の道場内に、30日から6月14日の午前11時から午後5時の時間帯で献花台を設ける。

高瀬さんは、日活のアクション映画を支え現代アクションを「技斗(ぎとう)」と名付けた殺陣師・将敏さんを父に持ち、国士舘大卒業後、技斗師、殺陣師として活動を開始。代表作に「ビーバップハイスクール」「あぶない刑事」「マルタイの女」、「WASABI」「七星闘神ガイファード」がある。1990年(平2)には映画監督としてデビュー。近年は日本俳優連合常務理事として俳優、スタントマンの地位向上を訴える活動をしていた。